My diary.

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Windows10にアップグレードしました。(Windows10の話:連載第1回)

はじめに

MicrosoftがOSの最新版Windows10を発表しました。タスクバーに「Windows10を入手する」というアプリが出現していた方も多いと思います。今回のWindows10はWindows7及びWindows8Windows8.1を利用しているユーザーには無償で提供されます。私は「Windows10を入手する」アプリをクリックして無償アップグレードの予約を行い、先日無事にWindows8.1からWindows10へとアップグレードを完了させました。

PCに対する一定の知識をお持ちで、アップグレードを早く行いたいという方には、メディアを利用してMicrosoftのサイトから関連ファイルをダウンロードし、手動で実行するという選択肢もあります。ただ今回は私が利用した安全で確実なバックグラウンド実行型のアップグレードについて書きたいと思います。

予約から準備完了までの期間

「Windows10を入手する」アプリをクリックすると、本予約の確認を送信する為のメールアドレスを尋ねられます。複数のメールアカウントをお持ちの方は普段よく利用するアドレスを入力しておけば見落としが無く安心です。予約を申し込むとMicrosoft側の予約リストに登録され、「おめでとうございます」という文章で始まる予約成立のメールが届きます。私は申し込んだ8月1日にこのメールを受信しました。

その後はPC起動中にインターネットに接続している状態であれば徐々にバックグラウンドで更新用データがダウンロードされます。このダウンロード状況は通常のWindows Updateやプログラム更新を自動設定にしている場合と同じく、こちら側からその進行度合いを窺い知ることは出来ません。Microsoftの説明によるとWindows10にアップグレードする為にダウンロードするデータは合計で約3GBほどの総容量になります。最終的に展開されるデータの使用領域として求められるハードディスクの空き容量は32bit版で16GB、64bit版で20GBです。

そして申し込んでから5日が経過した8月6日、PCを立ち上げると「準備が完了しました」というメッセージが現れました。Microsoftのアナウンスでは申し込みから準備完了まで数日から数週間かかるという事だったので、私の場合は比較的早い方だったと思います。

Windows10へのアップグレード

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アップグレードを選択してクリックすると、自動的にOSのアップグレードが実行されます。この間PCは全ての入力を受け付けません。進行状況は円グラフで表示され、再起動が数回かかります。私の場合、アップグレードが完全に完了するまでおよそ25分程度の所要時間でした。

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アップグレード後半で表示される画面。Windows10で提供される新機能の数々です。以前のMicrosoft謹製ブラウザだったInternet Explorerから進化して名前も一新したMicrosoft Edgeが目を引きます。Microsoft Grooveミュージックアプリはシームレスな関係性に重点を置き、Apple Musicと同じくサブスクリプション制での無制限利用が提供されます。

一人でスマートフォンタブレット、ノートPCやデスクトップPCを持つというライフスタイルが珍しくなくなった現在に於いて、それらで同一のデータを共有し、瞬時に移行できる事になったのは素直に喜ばしい事です。appleデバイスで実現していたシームレスな連携がWindowsユーザーでも実現可能となる下地が整った印象です。Microsoftの場合はこれに加えて次世代ゲーム機Xbox Oneとの連動も強化しています。具体的にはマルチプレイヤー対戦やチャットがPCとXbox One双方で同時に行える環境を整え、Xbox OneのゲームがPC上でストリーミングプレイ出来るようになりました。比較的負荷の軽いタイトルを多人数で楽しみたい方には耳寄りな機能でしょう。

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新しいブラウザ、Microsoft Edge

Windows10で登場したブラウザ、Microsoft Edgeの紹介画面です。アイコンは「e」のままなので、タスクバーに常駐していてもこれがMicrosoftのブラウザだと一目で分かります。

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Photoshopのデフォルトと同じく、モノトーンを基調としたインターフェースとなっており、トップ画面には任意のトピックを並べることが出来ます。私は日本語設定でレイアウトを調整したのですが、どう工夫しても全く興味が無い芸能ニュースが顔を出すので、英語版のレイアウトに変更しています。この方が世界の情報を得られる新しいブラウザという感じが伝わってくるので、個人的にはこれで満足しています。

各種アクセスはスタートメニューから入る形式に

以前のWindows8及びWindows8.1では主に画面右上にカーソルを運んでメニューを呼び出していましたが、Windows10ではその場所にカーソルを移動しても何も出現しません。今後は左下にあるWindowsアイコン、即ちスタートメニューから全てのアプリやファイル、そして機能へアクセスする事になります。スタートメニューが完全な形で復活した事は多くのWindowsユーザーにとって喜ばしい事でしょう。ただ私は電源を切るときに以前の癖で時々右上にカーソルを運んでしまう事があります。慣れとは恐ろしいものです。

Windows8及びWindows8.1ではフル画面で表示されていたライブタイル画面は、スタートメニューから立ち上げるコンパクトな形状に縮小されました(タブレットモードでは全画面表示あり)。ライブタイル自体は以前の様にピン止めを外したりサイズの変更を行う事が可能です。デフォルトでカレンダーとメールは一番上に置かれるので、アカウント設定を済ませば素早くメール閲覧が行えます。左側上段には最近アクセスしたアプリが表示される「よく使うアプリ」が羅列され、下段にはエクスプローラー、設定、電源、そしてアップデートで追加された「すべてのアプリ」という項目が並びます。

少し困った(解決済み)箇所など

解像度が何かおかしい・・・

あくまで私の環境においてですが、アップデート完了直後、画面解像度が極端な低解像度になってしまいました。設定でモニターのネイティブである1920×1080に変更後、何度か再起動をかけたのですが何故か安定せず、首を傾げていたところにNVIDIAからビデオドライバーのアップデートのお知らせが舞い込んできました。

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その名も「GeForce Windows10 Driver」です。私はグラフィックカードにGTX TITANを搭載しているので、普段からNVIDIAのドライバーを利用しています。これを入れたら治るかもしれないと思い、急いでインストールしたところ、見事に1920×1080の解像度で安定してくれました。

コントロールパネルはどこ?

次に私が困ったのは「コントロールパネル」の呼び出しが分からなくなってしまった事です。色々と試し、さらにインターネット上の情報を調べた結果、スタートメニューを右クリックする事によって簡単に呼び出す事が出来ると判明しました。

まとめ

アップデート自体はトラブル無く無事に終了しました。Windows8.1の時にインストールしていた各種ソフトウェアも今のところ変わり無く動作しています。私はappleユーザーでもあるので、今後は手持ちのiPhoneがどれだけWindows10と連携できるのか調べていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。