My diary.

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iMacのイヤホンジャックが壊れました (appleの話:連載第1回)

そうです。遂にこの時が来てしまいました。

以前の記事で接点復活剤を塗布して使用しているお話をさせていただきましたが、今度はイヤホンジャックそのものがグラつきだし、使用不能になってしまいました。

私は2012 Late モデルの新しいiMacを使用しています。購入当初からイヤホンジャックを利用していましたが、音楽を聴いていたiPodTouchとイヤホンを兼用していたので、毎日のように抜き差しを繰り返していました。故障の一番の原因はこの過度の抜き差しによるものだと思われます。

光学ドライブを廃した設計の新しいiMacは裏側が全てアールを描いていて、コネクタ類の抜き差しには不向きのように思います。覗き込むと水平が取りづらいのです。

iMacでは内蔵スピーカーとイヤホン端子への音声切り替えはイヤホンを差し込む事によって自動で発生するのですが、端子を差し込んでもイヤホンに音は流れず、スピーカーから音が流れ続けるという症状が続いたため、遂にこの端子の使用を断念した次第です。

通常は本体ごと修理に出すのがセオリーでしょうが、私は別の選択を採りました。

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それがUSB DACの利用です。故障したのはイヤホンジャックの端子のみで、USB端子は全て無事なので、ここを利用して音を聴こうという算段です。PCでハイレゾを楽しんでおられる方にはこの様な構成は珍しくないでしょうが、恥ずかしながら私はつい最近この方法を知りました。

購入したのはAudinst社製のHUD-Miniという商品です。発売は現在所有しているiMacと同じくらいの時期で、シルバーと黒のツートンカラーはどこかappleのプロダクトと通じるものがあります。前面には6.3mmステレオフォン、3.5mmステレオミニの2種類のヘッドホン端子を備え、ライン出力とヘッドホン端子への切り替えスイッチ、そしてヘッドホン用のボリュームコントローラーがあるという至ってシンプルな設計です。ランプは未使用時にオレンジ、使用中はグリーンで点灯します。

ソフトのインストールは必要なく、USBに接続するだけで使用可能になります。Mac OS X対応で、私が現在使用中のYosemiteでも問題なく認識出来ました。後はシステム環境設定を開き、サウンドの画面で出力に表示されるExternal SPDIF Interfaceという項目を選択すれば、HUD-Miniへ音声が流れるようになります。

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せっかくUSB DACで音を聴くので、今までのイヤホンをお役御免とし、新たにパイオニアのヘッドホンも購入してしまいました。パイオニアを選ぶ理由は自作PCのカテゴリで述べていますので、興味のある方はご一読ください。

思わぬ出費になってしまいましたが、怪我の功名と呼ぶべきか、イヤホンジャックで聴いていた頃より格段に良い音で音楽を聴くことが出来るようになりました。